言葉の遅い息子の話④1歳後半心理士さんとの面談
経過観察から3ヶ月
1歳半検診で「言語発達経過観察」となった息子。
それから3ヶ月後、提案いただいた心理士さんとの面談を受けることにしました。
お部屋に通されて、優しそうな女性の心理士さんが出迎えてくれました。
そして、積み木のおもちゃを使って息子に説明します。
「これを高く積んでみよう」
積み木が大好きな息子は、ホイホイ上手に積んでいきます。
そして積んだら
「じゃー!!」
と言って崩す、これもここまでがいつもの1セット。
その他にも、ひっくり返した色付きコップ3つの中の1つに小さなお人形を隠してまぜまぜ
さあどれだ、と。
一つ一つ、開けていき
「ん?ん?あー!!(出てきた)」
全く問題の趣旨を理解していない…
そんな遊びの観察をしながら、相談をしました。
普段はどんな感じですか。
テレビはどれくらい見ますか。
お友達はいますか。
これといって3ヶ月前とは大きく変わらないやり取りでした。
結局、結論的には、
「言ってる内容は理解できていると思います。
だからもう少し経過観察をして、待ってみるで良いかと思います。次2歳で言葉が出なければまた考えましょう」
という事でした。
結局、グレーか。
結局、先送りか。
3ヶ月後、何かが変わってるのかな…
劇的にしゃべるようになってたりするのかな…
そんな事あるのかな…
言ってることは理解できている。
命令も気が向けば聞く。
怒れば泣く、褒めれば喜ぶ。
ただ、言葉は一つも出ない。
もう1歳も後半、2歳まで3ヶ月。
ただの1語も出ない。
パパもママも。
でも、
いい意味で諦めのような気持ちになりました。
「この子には、この子なりの事情があるんだ。きっと今は喋りたくないんだろう。
彼にとっては、まだ『その時』ではないのだ。」
それなら待とう、とことん待とう。
しゃべりたくなるまで待とう。
そして、今現在園児となった貴族は、
「恐ろしくしゃべる」
ずっとしゃべる。喋り殺されそうなほどしゃべる。
雄弁多弁、色んなことを目をグリグリさせながらしゃべる。
「あのね、聞いて、この本で見たんだけれどラーメンていうのはね、もともとね…!!!」
休みの日は、そんな貴族からこそこそと別室に逃げ込む馬車妻の姿が滑稽である。
これはまだまだずーーっと先の話。
この時の僕には、こんな日が来るなんてとても思えませんでした。
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