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止められる救急車

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聞いてください。

日本社会がピンチです!

 

先日、貴族を幼稚園に送った帰り道です。

 

右折するために、青で交差点に入った救急車が

対向車が止まらないため、なかなか右折できずにいました。

もちろんサイレンはけたたましく鳴っています。

 

対向車は全く気にしていません。

ずっと流れっぱなし。

救急車はずっと止まりっぱなし。

 

業を煮やした救急車がついに喋った!

 

「救急車、右折します。対向車はご協力お願いいたします。」

 

あまりの出来事にびっくりして立ち尽くしてしまいました。

 

あれ?救急車とか緊急車両が来た場合、

とにかく事故にならぬ範囲で、速やかに道を譲る

が正解じゃなかったっけ?

 

ほんの1〜2分だけれど、

やっぱりダメだよ。

人の命がかかってるかもしれないし。

 

 

そんな時、とある話を思い出した。

馬車妻の親友、お医者の魚さんが話していたこと。

(魚さんと馬車妻はとても仲良しで、よく遊びに来ては

子たちとも遊んでくれる我が家のお得意様です)

 

魚さんがまだ学生だった頃の話。

医学生は丸1日救急車に乗って実習するそうです。

 

その初っ端に隊員さんから質問されたそうです。

「学生さん、救急車来たら、みんなどうすると思う?」

 

魚さんは

「止まったり、できる限り道を譲ると思います。」

 

学生さん満点!!

と思いきや、

 

「違うねぇ〜今日1日見てたらわかると思うけれど 『みんな急ぐ』んだ」

 

 

「みんな救急車をみたら、歩行者自転車は

大急ぎで救急車より先に横断してしまおうとする

   車も然り、自分の用をさっさと済ませてしまおうとする。」

 

魚さんはその時

「そんな事はない」

と思っていたそうですが、その1日で身に沁みたそうな。

 

老若男女、救急車をみたら、我先にと急ぎ出す。

本当だ。

日本社会終わってる。

 

と思ったそうな。

でもその反面

これくらいの事で救急車呼ぶ?

という出動が、非常に多かったらしく

トータルすれば、

 

「まあ、重症でないときは止まってても良いんだけどね。

でも、重症度なんて外から見たらわかんないしね」

 

とビール片手に苦い顔をしていたのが印象的でした。

 

 

これか。

 

まさにこれが、魚さんの言っていたことか。

 

どうしてみんな止まってくれないんだろう。

忙しいから?

急いでいるから?

それとも、他人なんてどうでも良いから?

 

結局自分の中で答えは出なかったけれど

 

自分にできる事は、

  子どもたちにはしっかり教えること

 

困った人がいたら、

自分が気持ちよくできる範囲で最大限のサポートをするんだよ、と。

 

余裕のない社会だけれど

息子たちよ、どうか、優しい配慮のできる人になっておくれ

 

 

なんだか、悲しい気持ちになった1件でした。

 

 

 

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